PR

 ドイツのSuSE Linuxは,米AMDのサーバー向け64ビット・プロセサ「Opteron」に対応した企業向けLinux「SuSE Linux Enterprise Server 8 for AMD64」を米国時間4月22日,発表した。「Opteron対応の企業向けサーバーOSの提供は当社が初めて」(SuSE社)

 Opteronはサーバー/ワークステーション向けのプロセサで,x86命令セット・アーキテクチャを64ビットに拡張した「AMD64」と呼ばれるアーキテクチャを採用する。業界標準であるx86 ISAベースのアプリケーションを実行できるので,x86アーキテクチャと互換のある64ビット環境を構築できるという。

 「SuSE Linux Enterprise Server 8 for AMD64は,32ビットと64ビットの両環境で利用する企業向けアプリケーションに必要な高い性能,優れた柔軟性と拡張性を提供する」(AMD社Microprocessor Business部門バイス・プレジデント兼ジェネラル・マネージャのMarty Seyer氏)

 またSuSE社は,米Oracleや米IBMなどと協力体勢を敷き,「Oracle9i Database」「DB2 Universal Database」といったLinux対応データベース・ソフトウエアのOpteronへのポーティングを行っているという。IBM社Data Management Solutions部門マーケティング担当バイス・プレジデントのLauren Flaherty氏によると,DB2は,2~1000ノード構成のLinuxクラスタ・システムでSuSE LinuxとOpteronをサポートする予定である。

 SuSE Linux Enterprise Server 8 for AMD64のカーネルは2.4.19。最大64個のプロセサと512Gバイトのメモリーに対応する。非同期入出力,最大600台対応のハード・ディスク装置管理,負荷分散などの機能を備える。また,32ビットx86と64ビットAMD64コード対応のC/C++アプリケーションを構築するためのコンポーネントなどが含まれる。

 SuSE Linux Enterprise Server 8 for AMD64の価格は,4枚のCD,マニュアル,1年間有効の1CPU分のメンテナンス・プログラム「SuSE Linux Maintenance Program」を含み,448ドル。すでに出荷を開始している。

◎関連記事
米AMD,64ビット・プロセサ「Opteron」を発表。米IBMなどが採用表明
UnitedLinuxや米CAなど業界各社が「Opteron」サポートを表明
独SuSE,Itanium対応「SuSE Linux Enterprise Server 8」を「TeraGrid」向けに供給
企業向けLinuxの統一を目指す団体が「UnitedLinux Version 1.0」を発表
“節操のなさ”ゆえに愛されるLinux
米Microsoft,Opteron/Athlon 64向け64ビット版「Windows XP/Server 2003」を開発中
米AMD,64ビット・コンピューティングに関する専門家,見識者のビジョンをまとめたサイト「Studio 64」を開設

[発表資料へ]