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 米IBMは米国時間5月14日,プロビジョニング・ソフトウエアを手掛けるカナダのThink Dynamicsを買収したことを発表した。手続きを同日完了したという。買収金額などの詳細については明らかにしていない。

 Think Dynamics社のソフトウエアは,企業の事業状況の変化に応じて,適切なコンピューティング・リソースを動的に割り当てる。IBM社は,「このような自律型システム管理は自動プロビジョニングに不可欠で,当社が推進する『eビジネス・オンデマンド構想』の重要な要素」としている。

 自動プロビジョニングとは,IT環境をリアルタイムで把握し,サーバー,ミドルウエア,アプリケーション,ストレージ・システム,ネットワーク・インタフェースなど,さまざまなコンピューティング・リソースをビジネス・ポリシーに基づいて,動的に割り当てる。Think Dynamics社のソフトウエアはLinux,UNIX,Windowsなど,複数のプラットフォームに対応しているほか,新しいシステムはもちろん,既存のITリソースの管理も行える。

 「Think Dynamics社の製品は,WebサービスやOGSA(Open Grid Services Architecture)など,業界標準を基盤としている点が優れている。当社は,Think Dynamics社の買収によって,プラットフォームに依存しない,オンデマンド・インフラを有効活用できるシステムをユーザーに提供する」(IBM社eビジネス・オンデマンド担当ジェネラル・マネージャの Irving Wladawsky-Berger氏)

 IBM社は,Think Dynamics社の製品をSoftware Group部門に統合し,「Tivoli」ブランドを補完する。また,Systems Group部門,TotalStorage部門,Global Services部門の製品にも利用する意向である。

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