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 米Sun Microsystemsが米国時間5月19日に,企業向けLinuxの推進で米Red Hatと世界規模の提携を結んだことを明らかにした。

 提携のもと,Red Hat社は企業向けOS「Red Hat Enterprise Linux」にSun社の「Java Virtual Machine(JVM)」をバンドルする。一方Sun社は,Red Hat Enterprise Linuxの販売を行う。「Red Hat Enterprise Linux AS」「同ES」「同WS」のx86バージョンすべてを対象とし,「Sun Fire V60x 」「同V65x」サーバーでサポートする。

 「JavaとLinuxを組み合わせることで,米Microsoftのプロプライエタリ製品に代わる,コスト効率の優れた競争力のあるシステムを顧客に提供する。顧客は,『Solaris Operating Environment(OE)』あるいはRed Hat Enterprise Linuxを搭載したシステム上で動作する高性能JVMを活用できる」(Sun社)

 Sun社は,Red Hat Enterprise Linux向けのサービスを世界中で提供する。「Solaris x86 Platform Edition」を含むSolaris OEやRed Hat Enterprise Linuxが混在した環境を持つ顧客を対象とする。Sun社製以外のハードウエアと組み合わせたRed Hat Enterprise Linuxに対してもサポートを行う。

 さらにSun社は,同社の「Sun ONE」製品をRed Hat Enterprise Linuxに対応させる計画である。

 Sun社を通じたRed Hat Enterprise Linuxの提供は,2003年夏に可能になる。

 今回のようなLinux提供への取り組みは,Sun社のソフトウエア販売戦略「Project Orion」の一環である。Project Orionでは,企業向けインフラ・ソフトウエア製品のリリースを四半期ごとに行い,単一ソフトウエア・システムとして提供する。Solaris OEとLinuxの双方に対応する。「この計画により,当社の全ソフトウエア製品と価格モデルを整理する。その結果,顧客は統合前のソフトウエア・システムやシステムのコンポーネントを導入可能となり,支出を抑え,複雑さを小さくできる」(Sun社)

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