米Intelは,動作周波数2.80C GHz,2.60C GHz,2.40C GHzのデスクトップ・パソコン用プロセサ「Intel Pentium 4」と,開発コード名「Springdale」と呼ばれていたチップセット「Intel 865G」「同865PE」「同865P」を米国時間5月21日発表した。同プロセサのシステム・バス(FSB)のクロック周波数は800MHzで,Hyper-Threading(HT)Technologyに対応する。

 「HT Technologyと高速なシステム・バス,内蔵グラフィックス,デスクトップ・パソコン向けのGビットEthernetといった機能を組み合わせ,さらに新たな安定性のあるプラットフォーム・プログラムを加えることで,さまざまな規模の企業にとって理想的なパソコンのアップグレードや新規購入する際のプラットフォームを提供できる」(Intel社)

 Intel 865Gおよび同865PEは,HT Technologyと800MHzのFSBに対応するIntel Pentium 4プロセサ用に設計したチップセット。AGP8xグラフィックス・インタフェースに加え,Hi-Speed USB 2.0およびSerial ATA機能を内蔵する。さらにオプションとして,1.5Gbpsの帯域幅を持つSerial ATAに対応するRAID機能を内蔵できる。

 各チップセットのそのほかの主な仕様は以下の通り。

【Intel 865G】
・デュアル・チャネルDDR400/333/266メモリーに対応

・新型グラフィックス機能「Intel Extreme Graphics 2」を内蔵

・同社の「Communications Streaming Architecture(CSA)」ベースの専用ネットワーク・バスを採用。「Intel PRO/1000 CT Desktop Connection」と合わせて使用すると,現行のPCIバスを使う場合に比べGビットEthernetの帯域幅を2倍に広げられるという

【Intel 865PE】
・デュアル・チャネルDDR400メモリーに対応

【Intel 865P】
・対応FSBクロック周波数は533MHzおよび400MHz

・デュアル・チャネルDDR333/266メモリーに対応

・AGP8xグラフィックス・インタフェース搭載

 1000個ロット時の単価は,Intel Pentium 4の2.80C GHz版が278ドル,2.60C GHz版が218ドル,2.40C GHz版が178ドル。Intel 865Gの価格は,RAID機能を内蔵する製品が44ドル,内蔵しないものが41ドル。Intel 865PEは,RAID機能内蔵版が39ドル,RAID機能非内蔵版が36ドル。Intel 865Pは,RAID機能内蔵版が36ドル,RAID機能非内蔵版が33ドル。

 現在世界各地のパソコン/マザーボード・メーカーが,同プロセサとチップセットを搭載する製品を出荷している。またIntel社は,ATXフォーム・ファクタのデスクトップ・パソコン用マザーボード「D865PERC」「D865PERL」「D865GBF」と,micro-ATXフォーム・ファクタの「D865PESO」「D865GLC」も利用可能にしたことも明かした。

 なお米メディアの報道(InfoWorld)によると,米IBM,米Gateway,米Dell Computer,米Acer Americaが同プロセサとチップセットを搭載するパソコンのリリースを予定しているという。

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