米Sun Microsystemsは,同社のJava技術と「Solaris」プラットフォームを利用して,ネットワーク・ゲーム市場へ進出する計画を,米国時間6月4日に明らかにした。これに伴い,ゲーム関連部門「Game Technologies Group」を新設し,Chris Melissinos氏をチーフ・ゲーミング・オフィサに任命する。

 Game Technologies Group部門の目標は,Javaベースのゲーム・ソフトウエアを,ネットワーク接続したデスクトップ・パソコン,ゲーム機,モバイル機器などのクライアントと,サーバーに普及させることである。

 業界標準に準拠したJavaベースのソフトウエアやツールで,次世代オンライン・ゲームを開発できるようにする。特定のプラットフォームに依存しないJavaを利用することで,複数デバイスのための開発プロセスと,異種デバイスを一つのフレームワークに統合する作業を簡素化できる,としている。

 また,オープンソース・コミュニティと協力してJavaクライアント技術を開発し,さまざまなデバイスが同社のゲーム・サーバー・アーキテクチャと直接やり取りを行えるようにする計画だ。なお、来週より開催される「JavaOne Conference」では,Java技術を用いたゲームのデモや開発手法などを披露する。

 Sun社ソフトウェア事業担当執行バイス・プレジデントのJonathan Schwartz氏は,「Javaはゲーム業界で大きな関心を呼んでいる。開発者はJavaを使って,高性能で先進的なクロス・プラットフォーム・ゲームを,さまざまなデバイス向けに開発できる。今回立ち上げたGame Technologies Group部門が,Javaベースのゲームに大きな市場機会をもたらすだろう」と述べた。

 また,同部門を統括するMelissinos氏は,「オンライン・ゲーム市場が拡大するにつれ,ソフトウエア開発もますます複雑化している。当社はこれまで,ネットワーク接続環境向けにソフトウエアを開発してきたが,そのノウハウをゲーム業界に活かすことができる」と説明した。

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