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 英Invensys Software社傘下のオランダBaan社は,Invensys社が同社を米投資グループに売却することで合意したと現地時間6月3日に発表した。売却金額は1億3500万ドル。Invensys社は2000年にBaan社を7億800万ドルで買収しており,2003年4月に負債を軽減する戦略の一環として同社の売却決定を発表していた。

 投資グループは,米Cerberus Capital Managementと米General Atlantic Partnersで構成される。同グループは,所有しているSSA Global Technologies(GT)社とBaan社の合併を計画している。合併企業は,製造業界に1万6500を越える顧客を抱える。売上高はおよそ6億ドル。そのうち1億6000万ドルがライセンス使用料からの収益を見込む。

 合併方法は明らかにされていないが,Baan社の社長であるLaurens van der Tang氏によれば,Baanは,合併企業のBaan事業部門として販売,マーケティング,開発,コンサルティング,サポートを行なう。オフィス・スペースや人材は両社で共有するという。

 Baan社は,過去3年に渡りコードネーム「Gemini」とよばれる次世代エンタープライズ・バックボーンの開発におよそ1億ドルを投入してきた。同製品は,9月に出荷が予定されている。合併後も同プラットフォームの開発は継続される。

 SSA GT社は,一連の買収を通じて顧客ベースと製品ラインの増強を図ってきた。2001年4月にComputer Associates社のeビジネス部門であるinterBiz社からサプライ・チェーン管理,財務管理,人材管理製品ラインを買収した。2002年12月には,IBMのeServer iSeries向けに最適化した企業向けビジネス・アプリケーションを提供するInfinium Softwareを買収している。

 SSAは北米市場に強く,Baanは欧州市場で強い。合併企業は,それぞれの長所を生かしながら製造業界に焦点を当てる。

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