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 ドイツのSuSE Linuxが現地時間6月9日に,企業向けデスクトップLinux「SuSE Linux Desktop」を発表した。「大規模ITインフラ/ソフトウエア開発/高性能コンピューティング環境など向けに当社が作成した,使いやすく柔軟性のあるLinuxソリューション」(SuSE社)という。

 SuSE Linux Desktopについて,同社CEOのRichard Seibtは,「経済的で導入が容易な上,5年間のメンテナンス・プログラムの付属する点がLinux業界でも特徴的」と説明する。「この製品は,世界中の企業にLinuxをもたらすことになるだろう」(同氏)

 同製品は,Linuxディストリビューションなどの互換性を規定するLinux Standards Base(LSB)Certificationに合格しているという。「当社のサーバー向けLinux『SuSE Linux Enterprise Server 8』と同じコードをベースに開発したので(整合性が確保できており),複雑なITネットワーク内でもシステム管理作業を簡素化し,管理/トレーニング/サポート経費を削減でき,総所有コスト(TCO)を大幅に減らせる」(同社)

 SuSE Linux Desktopにはオフィス・アプリケーションとして,米Sun MicrosystemsのStarOffice 6.0とオープン・ソース版のOpenOffice.org 1.0.2が付属する。また米CodeweaversのCrossOver Office 2.0により,米MicrosoftのOffice系アプリケーションのインストールも可能という。さらに,米IBMのグループウエア,Lotus Notesも利用できる。

 SuSE Linux Desktopの価格は598ドル。購入者は,「SuSE Linux Maintenance Program」の一環としてメンテナンス・サービスを12カ月間無料で利用できる。ただし同サービスの対象となるワークステーションの数は,5台までとする。

 また同社は,米IBMのノート・パソコン「ThinkPad A31」「同T40」とデスクトップ・パソコン「NetVista」を,「Certified for SuSE Linux Desktop」(SuSE Linux Desktop対応)として認定することも明らかにした。

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