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 米Microsoftはルーマニアのアンチウイルス・ベンダーGeCAD Softwareの知的財産と技術資産を買収する。両社が最終合意書に署名したことをMicrosoft社が米国時間6月10日に発表したもの。買収金額などの詳細については明らかにしていない。

 GeCAD社は,1992年に設立された従業員約100人のプライベート・カンパニー。アンチウイルス製品「RAV AntiVirus」を,デスクトップ・パソコン,メール・サーバー,ファイル・サーバー,インスタント・メッセージング・クライアント向けに提供している。

 今後Microsoft社は,GeCAD社のアンチウイルス・エンジンとウイルス定義技術を用いて,Windowsプラットフォームのセキュリティを強化する。また,サード・パーティのアンチウイルス・ベンダーが,Windowsプラットフォーム向けに,より安全なセキュリティ対策を講じることができるように支援するという。

 「GeCAD社のエンジニアと連携し,ユーザーが最新のウイルス定義ファイルを簡単に利用できるようしたり,将来的な需要に対応できる次世代セキュリティ・ソリューションの開発を行う」(Microsoft社)

 Microsoft社Security Business Unit部門担当コーポレート・バイス・プレジデントのMike Nash氏は,「当社の顧客は,悪質化するウイルスに対抗するために,より安全なコンピューティング環境を必要としている。この買収により,当社とパートナー企業はウイルスの危険性をより確実に回避できるようになる」と説明した。

 なお米メディア(InfoWorld)によると,GeCAD社は引き続きRAV Antivirusの製品名を使用し,製品名に対する権利も保有する。また,既存の顧客に対してウイルス定義ファイルの更新を行うが,買収作業の完了とともにRAV製品の開発を中止する。

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