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 米Sun Microsystems社は,米Hewlett-Packard(HP)社とJava技術に関して提携関係に入った。Sun社が,米サンフランシスコで開催しているJava開発者向けカンファレンス「JavaOne 2003」にて米国時間6月11日に明らかにした。提携により,HP社は,同社のPC製品にJava技術を製品に搭載する。

 HP社は,同年第3四半期から企業と消費者向けデスクトップ,ノートPCに最新のJava Runtime Environment(JRE)の搭載を予定している。同社によれば,1年以内に同社のすべてのデスクトップとノートPCの製品ラインにソフトをインストールする計画だという。

 HP社以外にも,米Apple Computer社,米Dell Computer社,米Lindows.com社,米Red Hat社が自社製品にJava技術を搭載することで合意している。

 「HP社が,最新の業界標準Java技術を提供することを喜ばしく思う。より多くのOEMと家電製造業者が最新のJREの提供を開始するようになることを期待する」(Sun Microsystems社の上級副社長のJonathan Schwartz氏)

 「SunのJava技術をデスクトップとノートPCで出荷することにより,ユーザーはリッチなWeb経験が楽しめる。ユーザーが便利なJavaコンテンツを利用できるとともに,今回の提携により,開発者にとっては,将来に向けてより魅力的なコンテンツを作成する可能性が広がる」(HP社 Americas Personal Systems Groupの副社長Robyn West氏)

 Sun社は,同技術に関して米Microsoft社と法廷にて闘争を繰り返しており,Microsoft社は,Java仮想マシン(JVM)の提供を2004年から停止する意向を明らかにしている。HP社は,ユーザーがWebサイトで引き続き問題なくJavaベースのアプリケーションを実行できるように,同技術を提供する別のサプライヤを探す必要があった。

 Microsoft社は長年Javaを出荷してきたが,サポートしている技術が1997年版なので多くの新しい機能に対応していない。Dell社とHP社は最新版を搭載したコンピュータを出荷する。

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