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 米Oracleは米国時間6月18日,現在実施している米PeopleSoftの株式の公開買付で,1株当たりの買い取り金額を29%引き上げることを明らかにした。

 Oracle社は,PeopleSoft社株式の公開買付を,6月9日に開始した。開始時に提示した買い取り金額は1株につき16ドルで,買収総額は約51億ドルだった。今回,1株当たりの金額を19ドル50セントに引き上げたことで,買収総額は約63億ドルとなる。

 Oracle社会長兼CEOのLarry Ellison氏は増額の理由について,「この数日間,Oracle社の幹部はPeopleSoft社の主要株主と話す機会があり,主要株主の多くが,金額によっては公開買付に応じる意向を示した」と説明した。また,「PeopleSoft社の経営陣は,Oracle社がPeopleSoft社製品を扱うつもりがないかのように印象づけているが,我々は今後何年にもわたって,PeopleSoft社の顧客と製品をフルサポートする意向だ」と付け加えた。

 またOracle社は,PeopleSoft社とその役員会,ならびに米J.D. Edwardsをデラウエア州で提訴したことを,同日明らかにした。Oracle社は,「PeopleSoft社とその役員会は信用義務を果たさず,PeopleSoft社株主のために行動することを怠っている」と主張。PeopleSoft社に対し,J.D. Edwards社との合併計画の白紙撤回と「ポイズン・ピル」(買収を断念させることを目的に,買収総額をつりあげるために低価格で放出する株式)の買い戻しを求めている。

 なお,PeopleSoft社はOracle社の敵対的買収提案を正式に拒否しており,Oracle社を提訴したことを6月13日に発表している。またJ.D. Edwards社も,PeopleSoft社にさきがけて,Oracle社を提訴している。

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