米Oracleが米国時間6月19日に,CRMマーケティング・アプリケーション「Oracle Marketing」の新版を発表した。同社の業務用アプリケーション・スイート「Oracle E-Business Suite」の機能として直ちに利用可能とする。

 Oracle Marketingの主な強化点について,Oracle社は,(1)使いやすい目標顧客の分析機能,(2)販売/マーケティングの効率化に向けた調整可能な“対話フロー”,(3)メッセージの一貫性確保のためのコンテンツ集中管理機能,の3項目を挙げている。各項目の概要は以下の通り。

・顧客の分析機能:
 リアルタイムに実行可能なデータ・マイニング/分析機能により,集中型/統合型マーケティング・キャンペーンの実施を可能にするという。これにより,「マーケティング管理者は,顧客の行動パターンのモデル化や,そのモデルを使って将来の顧客や行動パターンの予測ができるようになり,対象を絞った収益改善につながるマーケティング・プログラムを実現できる」(同社)

・対話フロー作成ツール:
 顧客との電話対応などで使う対話フロー(スクリプト)の作成/修正/展開を行う「Oracle Scripting」と,Oracle Marketingを使うことで,キャンペーンの趣旨を反映させ,顧客の要求に合わせた販売用スクリプトの開発/展開が容易になるという。また,Oracle Marketingで実際の対話内容を記録/報告できるので,売上増に向けキャンペーン戦略の迅速な改良が可能となる。

・コンテンツ集中管理機能:
 コンテンツを1カ所で作成/管理できる「Oracle Content Manager」の最新版において,バージョン管理/変換/承認/セキュリティの機能を強化した。Oracle Content ManagerのコンテンツはほかのOracle E-Business Suiteアプリケーションで使えるため,組織全体でメッセージの一貫性を確保して重複をなくし,マーケティング用コンテンツ管理に関わる全体的な生産性を高められる。

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