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 スウェーデンのScandinavian Airlines System(SAS)と米Connexion by Boeingは,SAS社の長距離旅客機にConnexion by Boeing社のインターネット接続サービスを導入する契約について最終合意に達した。両社がスウェーデンで現地時間7月2日に明らかにしたもの。

 この契約によりSAS社は,11機の長距離旅客機にConnexion by Boeing社のサービスを導入する。乗客に対するサービス提供開始は2004年初頭の予定。ただし,具体的な機種と路線については数カ月後に決定するとしている。SAS社は,さらに多くの航空機にもサービスを導入する計画であるが,何機増やすかについては発表していない。また両社は,契約金額についても明らかにしていない。

 同インターネット接続サービスにより,乗客は無線対応のノート・パソコンや電子機器を使い,機内でリアルタイムの高速アクセスを利用できるようになる。Wi-Fi技術ベースの無線接続を導入するので,従来の有線接続に比べ機内配線や機器設置を簡素化でき,コスト削減が図れるという。さらにSAS社では,「重量と消費電力を減らせるので運用効率を向上できる上,システム導入に伴う航空機の運行停止期間を短縮できるメリットも得られる」とする。

 「北欧は世界で最も“IT度”の高い地域の1つで,飛行中の通信サービスに対する乗客の要求は強い」(SAS社市場/製品管理部門責任者のJens Willumsen氏)

 なお米メディアの報道(TechWeb)によると,SAS社は2005年にはすべての長距離旅客機で同サービスを導入する計画という。

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