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 「米PeopleSoftの役員会は,米Oracleの買収提案を『受け容れ難いリスクをはらんでおり,PeopleSoft社を過小評価している』とみているが,Oracle社の公開買付が期待通り進んでいないことは,株主と役員会の意見が一致していることを示している」。PeopleSoft社は米国時間7月3日,Oracle社の公開買付の状況についてコメントを発表した。

 Oracle社は,PeopleSoft社株式の公開買付期限を,当初予定していたニューヨーク時間7月7日24時から同7月18日24時に延長することを同日発表しており,その際,PeopleSoft社の発行済み株式の3475万3434株(全体の約11%)を買付済みであることを明らかにした。

 ちなみにPeopleSoft社は2003年第2四半期決算のA HREF="http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/USNEWS/20030703/3/" TARGET="_top">速報を7月2日に発表している。売上高は4億9000万~5億ドルの範囲で,このうちライセンスによる収入は1億500万~1億1500万ドルの見込み。1株当たり利益は13~14セントと予測する。リストラ関連費用などの一時的な費用を除いた場合の1株当たり利益は,10~11セントになる見通しである。

 「第2四半期の業績速報では,ライセンス収入,総売上高,1株当たり利益が,当社の事前予測とアナリストの見通しを上まわった。米J.D. Edwards買収を含め,PeopleSoft社が抱えている計画は,(Oracle社の敵対的買収提案より)株主に高い価値と確実性をもたらすと信じている」(PeopleSoft社)

 Oracle社は,PeopleSoft社の株式を1株につき16ドル(総額は約51億ドル)の現金で買い取る計画を6月6日に発表(Oracle社のプレス・リリース)し,公開買付を6月9日に開始。6月18日に,1株当たりの買付金額を19ドル50セントに引き上げた。

 PeopleSoft社は,変更前と変更後の買収条件とも正式に拒否しており,また,Oracle社の公開買付に応じないよう株主あてに書簡を送っている。

 なおOracle社は,PeopleSoft社に対する敵対的買収提案に関して,米司法省から情報提供のセカンド・リクエスト(追加請求)を受けたことを6月30日に発表している。

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