米OpenTVは,松下電器産業と共同でデジタルTVに搭載するBML(Broadcast Markup Language)/HTMLブラウザを開発した。同社が米国時間7月8日に発表した。同ブラウザにより,ユーザーは,BSデジタル放送を通じてBMLコンテンツを,ADSLまたはEthernet接続を通じてHTMLコンテンツを楽しむことができる。

 同ブラウザは,松下電器産業のデジタルTV新製品「TH-36D30T」「TH-32D30T」の2機種向けに開発したもの。同製品は,複数のチューナーを搭載しており,ユーザーは現行のアナログ地上波とともにBS/CSデジタル放送を受信できる。デジタルTV向けにBML/HTMLをバンドルすることによって,Walled Garden方式のインタラクティブ・サービスの提供が可能になる。

 電子情報技術産業協会(JEITA)は,日本市場において2004年までに460万台のディジタル放送用受信機が普及すると予測している。松下電器産業は,この市場シェア獲得を狙ってADSLまたはEthernet接続によってのみアクセスできるデジタル・コンテンツを提供してデジタルTVに付加価値を付ける。

 同社は,ADSL加入者の急増と日本における高解像度デジタルTV向けの新しいコンテンツ形式の増加に対応して,2003年5月中旬から「Tナビ」と呼ばれるテレビ向けにデザインされたデジタルHTMLコンテンツを提供している。

 Tナビは,これらの2つのTVモデルによって提供されるADSLまたはEthernet接続を通じて利用できる。Tナビは,ショッピング,レストラン,エンターテイメント,ゲームといったインタラクティブなサービスと情報を提供する。松下電器産業は,OpenTVのBML/HTML統合ブラウザ技術をいくつかの製品に搭載する意向を明らかにしている。

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