米Unisys社は,企業向けサーバー「Unisys Enterprise Server ES7000」向けのJava Virtual Machine(JVM)を米国時間7月14日に発表した。同社によれば,Unisys JVMは,Microsoft社のもっとも強力なオペレーティング・システム環境で利用できる唯一のJVM。ベンチマーク・テストにおいて,同JVMを搭載したWindows対応のES7000は,Unixサーバーが支配する中で歴代10位に食い込んだ。

 同社によれば,これまで,Java技術で作成したエンタープライズ・ソリューションは,高価なUnixベースのシステムでしか処理できなかったが,CPUを32個搭載可能なES7000で作業負荷に対処可能になったという。

 新しいUnisys JVMは,Intelベースのソリューション。「Windows Server 2003 Datacenter Edition」「同Enterprise Edition」「Windows 2000 Datacenter Server」「同Advanced Server」向けに設計されている。Java Hotspot技術採用しており,8個以上のCPUを搭載する拡張可能な単一のサーバー環境に適している。

 企業は,大規模な作業負荷に対処するために多数の小型サーバーのクラスタ管理が必要だったが,これにまつわる複雑さを回避できるようになる。また,クラスタリングに関わる手動で骨の折れる負荷バランシングも必要なくなる。単一サーバー上で大規模なデータベースに対応するため,小型サーバーにまたがったデータベースによってパフォーマンスが低下するのを回避できる。

 「Windowsの長所を生かして大規模なJavaアプリケーションを実行するために,多数のサーバーを持つ必要がなくなった。また,管理性とパフォーマンスを拡大するために,Unixスタイルの価格設定に支配される必要もなければ,技術の選択における制約もなくなった」(Unisys社 Platform Marketing副社長のKevin McHugh氏)

 Javaベースのアプリケーションを動作させてサーバーの性能を調べるベンチマーク,SPECjbb2000で計測したところ,Unisys JVM搭載のUnisys ES7000は,毎秒23万4928個のJava命令を処理した。プロセサとメモリーの搭載量において有利な64ビットUnixシステムが支配する同ベンチマーク・テストにおいて,Unisys ES7000は,歴代10位に入った。また,Unisys ES7000は,Windows,Linuxに関わらず,テストされたすべての32ビット・サーバーで1位を獲得した。

◎関連記事
米Unisysと米Avanade,Exchange 2000ベースの大規模メッセージング・ソリューション開発/販売で協力
米Unisys,Windowsベースのデータ・センター向け自己管理技術「Unisys Sentinel」の新製品を発表
米Sunと米Intel,Java仮想マシンの「XScale」向け最適化のため提携
米BEAがJVMの新版「BEA WebLogic JRockit 8.0」を公開。「Itanium 2に最適化」

発表資料へ