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 米IBMは米国時間7月16日,2003年第2四半期の決算を発表した。継続事業による売上高は216億ドルで,前年同期の197億ドルから10%増加(為替の影響を除いた場合は3%増加)した。継続事業による利益は17億ドル(希薄化後の1株当たり利益は98セント)で,前年同期の4億4500万ドル(希薄化後の1株当たり利益は25セント)から11%の増加となった。

 継続事業による売上高を地域別にみると,米大陸が95億ドルで前年同期比5%増(為替の影響を除いた場合は5%増),欧州/中東/アフリカが69億ドルで同23%増(同3%増),アジア太平洋地域が46億ドルで同12%増(同6%増)となっている。すべての地域におけるOEM収入は5億8800万ドルで,前年同期と比べ30%減少(同31%減少)した。

 メンテナンス事業を含むGlobal Services部門の売上高は,前年同期比23%増(為替の影響を除いた場合は14%増)の106億ドル。米PricewaterhouseCoopers(PwC)のコンサルティング部門買収が成長をけん引した。メンテナンス事業を含まないGlobal Services部門も,前年同期と比べ25%成長(同17%成長)した。なお,IBM社は当期に総額107億ドルのサービス契約を結んだ。

 継続事業によるハードウエア収入は前年同期比1%減(為替の影響を除いた場合は6%減)の66億ドル。「eServer」やストレージ・システム製品を含むSystems Group部門の売上高は,同10%増(同3%増)の32億ドル。米Intel製プロセサを搭載した「eServer xSeries」と,UNIXベースの「eServer pSeries」が売上高の増加を後押しした。Personal Systems Group部門の売上高は,同3%減(同8%減)の27億ドルとなった。パソコンの売り上げが低下したことが要因である。

 ソフトウエア収入は前年同期比6%増(為替の影響を除いた場合は2%減)の35億ドルとなった。WebSphereやDB2を含むミドルウエアが同7%増(同1%減)の27億ドル。OSは同5%増(同2%減)の5億8900万ドル。ちなみに,ソフトウエア事業の売上高には,2003年第1四半期に買収が完了した米Rationalの事業も含まれる。

 なおIBM社の当期における粗利率は,前年同期と同じ37.0%だった。

 2003年前半の継続事業による売上高は417億ドルで,前年同期間の377億ドルから11%増加(為替の影響を除いた場合は4%増加)した。継続事業による利益は31億ドル(希薄化後の1株当たり利益は1ドル77セント)。前年同期間は17億ドル(希薄化後の1株当たり利益は98セント)だった。

 IBM社会長兼CEOのSamuel J. Palmisano氏は当期の決算内容について,「厳しい経済状況にも関わらず,売上高と1株当たり利益を伸ばし,第1四半期に続く好業績を達成できた。買収や昨年に実施したリストラ策の成果も現れている。また,当社が推進するeビジネス・オンデマンド戦略も顧客に受け入れられている」と述べた。

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