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 フィンランドのNokiaがフィンランドで現地時間7月17日に,2003年第2四半期の決算を発表した。売上高は70億1900万ユーロ(約78億8000万ドル)で前年同期の69億3500万ユーロ(約77億8500万ドル)と比べて1%増加した。

 Pro formaベースの営業利益は8億5800万ユーロ(約9億6300万ドル)で,前年同期の12億6000万ユーロ(約14億1400万ドル)から32%の減少。同純利益は6億6400万ユーロ(約7億4500万ドル)で,前年同期の9億500万ユーロ(約10億1600万ドル)から27%減少した。同希薄化後の1株当たり利益は0.14ユーロ(約0.16ドル)で,前年同期は0.19ユーロ(約0.21ドル)だった。

 報告ベースの営業利益は8億1800万ユーロ(約9億1800万ドル)で,前年同期の12億2100万ユーロ(約13億7000万ドル)から33%の減少。同純利益は6億2400万ユーロ(約7億ドル)で,前年同期の8億6200万ユーロ(約9億6700万ドル)から28%減少した。同希薄化後の1株当たり利益は0.13ユーロ(約0.15ドル)で,前年同期は0.18ユーロ(約0.20ドル)だった。

 「携帯電話機市場全体における当社のシェアは推定39%で,前期および前年同期と比べてシェアを拡大した。しかし全体的な売上高は,経済全般の低迷と米ドル安の影響を受けた」(Nokia社)

 第2四半期は携帯電話機出荷台数が前年同期比14%増加した。13種類の新モデル発売が奏功した。Nokia社は,2003年を通じて35種類以上の新モデルをリリースする計画である。携帯電話機の売上高は同2%増の55億ユーロ(約61億7000万ドル)で,「事前の予測と一致した」(Nokia社)。販売台数増加のわりに売上高が伸び悩んだ理由として同社は,米ドル安の影響をはじめ,高価な機種ではなく比較的廉価なエントリ・レベルの機種がインドなどの新市場で売れたことを挙げている。欧州の売上高は大幅に増加したが,アジア太平洋地域ではやや減少し,米大陸は大きく落ち込んだ。

 Nokia社は,2003年第3四半期の業績見通しについて,Pro formaベースの希薄化後の1株当たり利益を0.15~0.17ユーロ(約0.17~0.19ドル)の範囲,報告ベース希薄化後の1株当たり利益を0.14~0.16ユーロ(約0.16~0.18ドル)の範囲と予測する。また,携帯電話機の出荷台数は前年同期比10%以上増加するが,売上高は横ばいとみる。

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