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 米Texas Instruments(TI)は米国時間7月21日に,2003年第2四半期の決算を発表した。売上高は23億3900万ドルで,前期比7%増,前年同期比8%増となった。会計原則(GAAP)ベースの純利益は1億2100万ドル(1株当たり利益は7セント)。前期のGAAPベース純利益は1億1700万ドル,前年同期は9500万ドルだった。

 Semiconductor部門の売上高は,前期比3%増,前年同期比9%増。半導体製品が広範な分野で好調だったことから,無線分野の不振を相殺する格好になったという。無線市場からの売上は前期比5%減,前年同期比16%増。「当期の最後の数日で需要が回復したため,6月10日の事前予測を上回る売上を獲得できた」(同社)。

 Sensors & Controls部門の売上高は前期比3%増,前年同期比4%増。Educational & Productivity Solutions(E&PS)部門は,季節的に売上げが伸びる時期であることから前期比104%増,前年同期比4%増となった。

 TI社は当期にリストラ関連費用として4900万ドルを計上した。今後も人員削減を予定していることから,2004年末までにさらに1億ドルのリストラ関連費用を見込んでいる。「このリストラ策が完了すれば,年間1億500万ドルの経費削減が実現する見通し」(同社)という。

 営業利益は1億2500万ドル。リストラ関連費用が起因して,前期と比べ2800万ドル,前年同期と比べ3000万ドル減少した。また粗利率は37.5%で,前期比1.8ポイント減,前年同期比2.1ポイント減となった。

 当期の受注額は23億1100万ドルで,そのうち半導体の受注が19億100万ドルを占めた。半導体のB/Bレシオ(出荷額に対する受注額の割合)は0.99となり,前期の1.03から減少した。

 会長兼社長兼CEOのTom Engibous氏は,「当社の製品や対象市場が多岐にわたっていることが,無線分野の不振を補い,売上高の増加に貢献した。今後も広帯域,DSP(デジタル信号処理),アナログ製品などの重要分野で市場シェアを拡大していく」と述べた。

 TI社は第3四半期の見通しについても明らかにした。売上高は22億9000万ドル~24億9000万ドルの範囲内で,このうちSemiconductor部門の売上高が18億9000万ドル~20億5000万ドルを占めるとみる。また,1株当たり利益は19セント~23セントとなる見通し。これには米Micron Technologyの株式売却益が含まれる。

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