米In-Stat/MDRは米国時間8月25日に,ホテルの広帯域接続導入に関する調査結果を発表した。ホテルにおける広帯域接続の導入は,過去1年で大幅に回復しており,今後もさらに成長が見込めるという。

 旅行業界が低迷するなか,ホテルは広帯域接続を,競争力維持のために必要不可欠なサービスとみなしている。

 その他の主な調査結果は以下の通り。

・地域によって差はあるものの,世界的にホテルの積極的な広帯域接続導入が進む傾向にある。北米が最も顕著で,アジア太平洋地域も導入が増える見込みだ。欧州は比較的成長が遅い市場だったが,2004年は大きく成長するだろう

・ホテルがネットワーク装置を所有していると,プロバイダにとって安定した運用環境が構築できると同時に,ホテルも価格体系を工夫できる。米Marriott Internationalは最近,系列ホテルで広帯域接続使用料を無償にした

・客室からネットワークを通じて出力できるプリント・サービスや,より複雑なビデオ・オンデマンドなどのサービスを用いた新たなビジネス・モデルが登場している。ポータル・サイトは,マーケティング・ツールや客室サービスのコンシェルジュとしての役割を果たしている。一部のホテルは,室内の空調や照明,備え付けの装置などをネットワークでつなげる“スマート・ゲストルーム”の構想を抱いているという

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