PR

 フィンランドのNokia,英Psion PLC,米Motorolaの3社は,Motorola社の英国子会社が所有する英Symbianの株式をNokia社とPsion社に売却する手続きに入った。Nokia社が現地時間8月29日に明らかにしたもの。

 この売却作業が完了すると,Symbian社株式の保有比率はNokia社が約19%から約32%に,Psion社が約25%から約31%に増える。取引は優先先買権を行使することで3社が開始し,数週間以内に終了する予定。取引金額は総額3億ポンド(約4億2700万ユーロ,約4億7400ドル)と見込む。

 Symbian社は,Nokia社,Psion社,Motorola社などが出資して1998年に設立した企業で,スマートフォンや次世代携帯電話機向けのOS「Symbian OS」の開発とライセンス供与を行っている。Motorola社は同OSのライセンスを受けているが,株式売却後も現在Symbian社とのあいだで交わしているライセンス契約に変化はないという。

 「Symbian OSのライセンス所有者として,当社は第3世代機器など特定顧客や事業の必要性に応えるため,同OSへの対応を継続させる。ただし当社の主要市場向け中核ソフトウエアはJavaであり,Symbian OSもJavaに対応している。最終的にはJavaが,世界各地の顧客に最も最適化され差別化されたモバイル機能をもたらすだろう」(Motorola社パーソナル通信部門担当副社長のScott Durchslag氏)

 なお米メディアの報道(CNET News.com)によると,現時点でのMotorola社の株式保有比率は19%という。

◎関連記事
韓国サムスンが英シンビアンに約2700万ドルを出資,株式の5%を取得
英シンビアン,携帯電話機向けOSの「ARMv6」ネイティブ・サポートで英ARMと提携
英シンビアンがSymbian OSのソース・コード公開プログラムを発表
英シンビアンが「Symbian OS v7.0」を発表,3G携帯電話をサポート
米モトローラ,Java/Linux対応の多機能携帯電話機を発表
フィンランドのNokiaと米TIが次世代スマートフォンに向けオープンのリファエレンス・プラットフォームを提供
英サイオンがスマートフォン事業から撤退,英Symbianには“戦略的”に投資
「出資社のMotorolaがライバルPalmと提携しても事業に影響なし」とSymbian

[発表資料へ]