米Motorola傘下の米Metrowerksが米国時間9月11日に,ソニーの「PlayStation 2(PS2)」向けアプリケーションの性能解析ツール「CodeWarrior Analysis Tools(CATS)」の「Zero Intrusion Profiling(ZIP)」技術対応版を発表した。

 ZIP技術は,ゲームなどPS2向けアプリケーションの解析を行う際に,キャッシュやメモリーに影響を与えずコード上のボトルネックを特定できるという。「ZIP技術を利用すれば,アプリケーションの実行時にオーバヘッドを付加することなく,詳細なプロファイル情報を入手できる。その結果,開発期間の短縮とコスト削減が可能となる」(Metrowerks社)

 トレース・データの収集には,ロジック・アナライザを使用する。さらにプロファイル情報収集と性能計測をソニーの「Emotion Engine(EE)」プロセサ上で行うため,作業用のパソコンは必要ない。

 またZIP技術は,割り込みハンドラとPS2カーネル内の処理時間など,EEプロセサの動作タイミングも表示できるので,同期に関する問題の調査にも使える。収集した情報はオフライン処理が可能で,ターゲットと直接接続しなくても作業を進められる。

 CATSのZIP技術対応版は,2003年10月よりPlayStation開発ライセンス所有者向けに提供する。価格は5700ドルで,1年間のサポートとアップグレード・サービスが付属する。現行版CATSからのアップグレード価格は,サポート込みで1500ドル。

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