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 米EMCは,企業向けコンテンツ管理ソフトウエア会社の米Documentumを買収することで両社が合意に達したと米国時間10月14日,発表した。買収総額は約17億ドル。

 取引は株式交換方式で行う。交換比率はDocumentum社の株式1株につきEMC社の普通株式2.175株。最終的には株主と法的機関の承認を得る必要があるが,2004年第1四半期中に手続きが完了する見込み。

 Documentum社のソフトウエアは,企業内のWebページ,スプレッドシート,音声や映像コンテンツなど,分類されていない電子ドキュメントを管理する。EMC社は自社のデータ保護,ストレージ管理,情報管理ソフトウエアとDocumentum社の製品を組み合わせ,「顧客が未分類コンテンツの作成,利用,保存,廃棄などをすべて管理できる,ライフサイクル管理ソリューションを提供する」(EMC社)

 両社は,2002年4月にEMC社がCAS(Content Addressed Storage)ソリューション「Centera」をリリースして以来,提携関係にある。Documentum社の企業向けコンテンツ管理ソフトウエアはCenteraのプラットフォームと連携する。

 買収完了後,Documentum社はEMC社のソフトウエア部門として稼働する。Documentum社の販売,マーケティング,サービス部門は引き続き同社の製品を取り扱う。

 「現在,企業がかかえる情報の大半は分類されていないが,Documentum社のコンテンツ管理ソフトウエアで,これらのデータを取りまとめ,管理できる。同社のソフトウエア開発能力,経営能力,顧客基盤は,EMC社の発展に大きく貢献するだろう」(EMC社社長兼CEOのJoe Tucci氏)

 なおEMC社は今年7月にも,ストレージ管理ソフト・ベンダーの米Legato Systemsを約13億ドルで買収している。

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[発表資料(EMC社のプレス・リリース)]
[発表資料(Documentum社のプレス・リリース)]