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 米AMDは,2003年第3四半期の決算を米国時間10月16日に発表した。売上高は9億5400万ドルで,前年同期の5億800万ドルに比べ88%増,前期の6億4500万ドルに比べ48%増となった。純損失は3100万ドル(1株当たり損失9セント)。前年同期の純損失2億5400万ドル(1株当たり損失74セント)と前期の純損失1億4000万ドル(1株当たり損失40セント)から赤字額を大幅に縮小した。

 同社は同期から,富士通と共同設立したフラッシュ・メモリー専業メーカー米FASLを連結決算対象としている。

 同期の状況についてAMD社CFOのRobert J. Rivet氏は,「支出構造を厳しく制限している状態にも関わらず,マイクロプロセサとフラッシュ・メモリー事業の売上高を大きく伸ばすことができた」と述べる。「主要事業と世界の全地域で需要が高まった結果,全体的に売上が増えた」(同氏)という。

 また,「売上高の増加と経営効率の改善により,当期は営業損失を前期の1億2300万ドルから76%減らし,3000万ドルとした。EBITDA(利子,税金,減価償却費控除前利益)は予想より2倍以上高い2億7700万ドル。キャッシュ・フローも伸び,現金残高は10億7600万ドル。前期は7億600万ドルだった」(同氏)

 分野別にみた場合,パソコン向けマイクロプロセサとLSIの売上高は5億300万ドルで,前期の4億600万ドルに比べ24%増。前年同期比は91%増。同社は好調の要因として,(1)全プロセサ製品系列の着実な成長,(2)製品構成の改善,(3)大手OEM顧客への販売増加を挙げている。

 フラッシュ・メモリー製品の売上高は4億2400万ドル。これは,前期および前年同期に比べ2倍以上の金額という。「FASL社の効果と,当社の売上増が貢献した」(同社)

 同社は今後の見通しについても明らかにした。同社が予測する2003年第4四半期の状況は以下の通り。

・マイクロプロセサの売上高が,季節的な要因と,同社の64ビット・プロセサに対する需要増加の影響で増える。

・フラッシュ・メモリーの売上高が,季節的な要因と,MirrorBit技術に対する支持の高まりの影響で増える。

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