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 フィンランドのNokiaは,2003年第3四半期の決算を現地時間10月16日に発表した。売上高は前年同期から5%減の68億7400万ユーロだった。

 Pro formaベースの営業利益は,前年同期から2%減の11億9200万ユーロだった。同純利益も2%減少して8億6100万ドルだった。同希薄化後の1株当たり利益は0.18ユーロで,同社の修正予測の上限と一致した。

 報告ベースの純利益は,8億2300万ユーロに達し,前年同期の6億1000万ユーロから35%増加した。同希薄化後の1株当たり利益は0.17ユーロで,前年同期の0.13ユーロから31%増となった。

 同期は携帯電話機の出荷台数が急増している。同社は売上高の低下を米ドル安が要因としている。同社は,9月だけで市場全体の成長率を上回る前年比23%増の携帯電話機を販売している。第3四半期における市場全体の出荷台数は,前年から15%増の1億1800万台。同社の出荷台数はそのうち4550万台に達しており,市場シェアが前年同期の36%から39%に拡大すると予測している。同社は,同市場が2003年の通年で4億6000万台を販売すると予測している。

 同期において,CDMA方式携帯電話機の中国,インド,米国への出荷台数が急増している。他にも,デジカメを搭載した携帯電話機,WCDMAデュアル・モード携帯電話機,無線対応の携帯用ゲーム機「Nokia N-Gage」などを出荷している。同社は,2004年後半までに同社のほぼすべての携帯電話機モデルにデジカメの搭載を予定している。

 Nokia社は,2003年第4四半期の業績見通しについて,Pro formaベースの希薄化後の1株当たり利益を0.21~0.23ユーロの範囲,報告ベース希薄化後の1株当たり利益を0.20~0.22ユーロの範囲と予測する。また,携帯電話機の売上高は,横ばいになると予測している。

 同社は,2004年1月1日より新たな事業体制を発足させることも発表している。成長市場での競争力強化を図り,事業を「Mobile Phones」「Multimedia」「Networks」「Enterprise Solutions」の4グループに大別する。これらグループの効率的な展開と競争力の向上を推進するために,販売およびマーケティング,製造,ロジスティクス,供給部門を世界規模で編成する。

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