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 米Adobe Systemsは米国時間10月27日に,2003会計年度第4四半期(2003年9月~11月期)の見込みと2004会計年度通期(2003年12月~2004年11月)の事業目標について明らかにした。

 2003年9月~11月期の売上高は3億3000万~3億5000万ドルで,事前の予測範囲内となる見通し。1株当たりの純利益は,会計原則(GAAP)ベースおよびプロフォルマ・ベースともに30~32セントの見込みである。

 Adobe社は,「すべての主要地域で,目標達成に向けて順調に事業が進んでいる」としている。またAdobe社社長兼CEOのBruce Chizen氏は,「ほとんどの技術企業が厳しい状況に直面する中,当社は過去4四半期連続で前年同期比売上高が成長してきた。これを支えているのは,豊富な製品のリリース周期と企業市場における『Acrobat』ベース製品の普及だ」と述べた。

 2004会計年度通期の目標は,売上高が14億2500万ドル,営業利益率は約30%。2004会計年度の主な事業戦略は以下の通り。

・「Creative Professional」戦略:
 デザイン/出版業務向けスイート製品「Adobe Creative Suite」など,プロフェッショナル向けプラットフォームを拡充する。Adobe Creative Suiteは(Premium Editionの場合),フォトレタッチ・ソフトウエア「Photoshop CS」,WWW画像処理ソフトウエア「ImageReady CS」,ドローイング・ソフトウエア「Illustrator CS」,レイアウト・ソフトウエア「InDesign CS」,Webオーサリング・ソフトウエア「GoLive CS」,PDF処理ソフトウエア「Acrobat 6.0 Professional」などから成る。

・「Digital Imaging」戦略:
 Photoshopプラットフォームを,プロフェッショナルだけでなく消費者市場にも拡大する。「Photoshop Elements 2.0」「Photoshop Album 2.0」を同戦略の中心に据え,Photoshop Albumの縮小版「Photoshop Album Starter Edition」を無償提供する。

・「Enterprise」戦略:
 PDF技術とXMLなどの標準規格を組み合わせた企業市場向けプラットフォーム「Adobe Intelligent Document Platform」を提供する。企業のビジネス・プロセスを自動化し,事業処理,コスト削減,法規への準拠を支援する。

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[発表資料(1)]
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