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 長距離・地域・無線通信大手の米Verizon Communicationsは,2003年第3四半期の決算を米国時間10月28日に発表した。当期は,無線,長距離,DSLなどの売上高の増加,新規顧客の加入にけん引されて,希薄後の1株あたり利益は64セントだった。無線サービス事業における売上高は5期連続の成長となった。

 当期の営業収入は18億ドルだった。前年同期は,事業の売却による一時的な利益と税制上の優遇措置によって44億ドル(1株当たり利益1.60ドル)の収益を上げていた。

 一時的な利益・費用を除いた場合の実質純利益は,前年同期の21億ドルに対して19億ドルとなる。同期は,自発的離職計画のもとに退職する従業員に支払われる一時金の1億ドルが計上された。

 無線サービス事業Verizon Wirelessは,売上高で前年同期から2桁台の成長をみせた。サービスからの収益は,前年同期の46億ドルから14.9%増の53億ドルとなった。同事業部門の総売上高は前年同期の50億ドルから18.2%増加して59億ドルを計上した。総売上高の増加は,装置とその他の売り上げ増加による。

 国内電話サービス事業のDomestic Telecomの売上高は99億ドルで前年同期から4.1%減,前期からは横ばいとなった。長距離電話は,顧客ベースが前年同期の130万人から159万人に増加して,売上高が17.2%増の10億ドルに達した。

 無線サービス事業Verizon Wirelessは,同期において歴代最高記録となる140万人の新規加入者を獲得した。加入者数の合計は,およそ3600万人になった。ローカルの電話サービスからの売上高は6.1%減少して48億3000万ドルだった。

 同期は,長距離電話,DSL回線をそれぞれ130万回線と18万5000回線増加している。

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