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 ソニーとドイツのBertelsmannが音楽事業を統合し,新たなレコード会社を設立する。ソニーの米国法人とBertelsmann社がそれぞれ米国とドイツで現地時間11月6日に発表したもの。両社はすでに拘束力を持たない趣意書に署名済みだという。

 新会社の名称は「Sony BMG」。両社が50%ずつ出資する。Bertelsmann社の音楽事業BMGとソニーの音楽事業Sony Music Entertainmentを移管する。ただし,音楽出版,物流,製造事業は対象としない。

 新会社の代表取締役会長には現BMG社会長兼CEOのRolf Schmidt-Holtz氏が,同CEOには現Sony Music Entertainment社会長兼CEOのAndrew Lack氏が就任する。取締役会は,両社同数の代表者で構成する。

 取引の成立には,米国および欧州連合(EU)当局の承認を得る必要がある。

 なお英メディアの報道(BBCi)によれば,Sony Music Entertainment社とBMG社のシェアはそれぞれ14.1%と11.1%で,両事業を合計すると,業界首位の米Universal Music Groupのシェア25.9%に迫る数字になる(国際レコード産業連盟の調査)。ちなみに今年中頃まで,米AOL Time Warner傘下のWarner Music GroupとBMG社の合併が噂されていたが,合意には至らなかった。

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[発表資料(ソニー米国法人のプレス・リリース)]
[発表資料(Bertelsmann社のプレス・リリース)]