米Oracleは,新しいポータル作成ツール「Portlet Container for Java」と「Portlet Wizard for Java」のプレビュ版のリリースを米国時間11月18日に発表した。両ツールは,JavaベースのWebサイト・ポータルで動作するアプリケーションの作成を支援する。Java仕様作成要求(JSR:Java Specification Request)「JSR #168」とWebサービス向けポートレット仕様「WSRP(Web Services for Remote Portlets)」に対応しており,Webアプリケーション・サーバー「Oracle Application Server」のアドオン・ツールとして機能する。

 「JSR 168とWSRPは,ポートレットをWebベースのアプリケーションに統合するための標準的な方法を定義する。Oracleの新しいポートレット開発とテスティング・ツールにより,開発者はより幅広いユーザーに向けたアプリケーションとコンテンツが提供できるようになる。顧客は,企業ポータルの作成と維持が容易になる」(同社)

 両ツールの主な特徴は次の通り。
・Portlet Container for Java
 JSR 168のAPIを実装するコンテナ。開発者は,Javaコードを使って相互運用性があるポートレットの構築が可能になる。

・Portlet Wizard for Java
 「Oracle JDeveloper」を拡張したもの。ウィザード・ベースのユーザー・インタフェースで,ディスプレイ・モード,カスタム化,翻訳,セキュリティ,初期化,キャッシュといったポートレットのさまざまな特徴を定義できる。

 その他のポートレット開発リソースも「Portal Developer Kit」内に用意されている。同キットは,ドキュメント以外にWSRPコンテナで動作するJSR 168準拠のポートレットのサンプル・コードを15種類以上収録している。

 Portlet Container for JavaとPortlet Wizard for Javaのプレビュー版は,Oracle Technology NetworkのPortal Centerから無償でダウンロードできる。企業ポータル向けのWeb サービス相互運用性を検証するツール「Oracle Portal Verification Service」もPortal Centerから無償で利用できる。

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