XML関連の標準化団体Organization for the Advancement of Structured Information Standards(OASIS)のメンバーは,プロビジョニング情報交換仕様「Service Provisioning Markup Language(SPML)version 1.0」をOASIS標準(OASIS Standard)として承認した。OASISが米国時間11月19日に明らかにしたもの。

 SPMLは,組織内および組織間で,ユーザーのアクセス権とリソース情報を交換/管理するためのXMLベース・フレームワーク。リソース管理をライフ・サイクル全体に拡張できるという。ユーザー・アカウントや,システム/ネットワーク/アプリケーションのアクセス権といった,デジタル・サービスに関するプロビジョニング情報を定義できる。さらに,デジタル的でなかったり,物理的でなかったりする携帯電話機やクレジットカードなどのリソースについても,同様の定義が行える。

 プロビジョニング情報向けオープン標準の必要性について,OASIS Provisioning Services Technical Committee(PSTC)の議長を務める米Waveset TechnologiesのDarran Rolls氏は「ネットワーク・サービスにおいてプロビジョニングの利用範囲が拡大するため,認証インフラでアカウント/サービス管理を統合する,オープンな標準仕様が欠かせないことは明らか」と述べる。「SPMLは,企業内や企業間の相互接続性を高める。その結果,企業などは,ユーザー・アカウントのプロビジョニング処理に関する業務ルール適用に集中でき,関連項目を結びつける技術に煩わされずに済む」(同氏)

 またOASIS会長兼CEOのPatrick Gannon氏は,「Webサービスとの完全な互換性を確立するためのSPML 2.0策定活動に対し,参加者を募集する」としている。

 SPML 1.0策定に協力したPSTCの主なメンバー企業は以下の通り。米Abridean,米BEA Systems,米BMC Software,米Business Layers,米Computer Associates International,米Entrust,米Netegrity,米OpenNetwork,Waveset Technologies社。

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