仏伊合弁のSTMicroelectronicsはスイスで現地時間11月20日,32ビットのスマート・カード向けプロセサ「ST22FJ1M」のサンプル出荷開始を発表した。「1Mバイトの組み込みフラッシュ・メモリーを備えており,モバイル,有料テレビ,ITのセキュリティや認証市場などをターゲットとする」(同社)

 ST22FJ1Mは,同社の32ビット・プラットフォーム「SmartJ」に768Kバイトの標準フラッシュ・メモリーと,256Kバイトのページ・フラッシュ・メモリーを搭載する。さらに,128KバイトのユーザーROMを備える。

 ページ・フラッシュ・メモリーは,標準フラッシュ技術を応用したもので,標準フラッシュと同様の高速プログラミングを行なうほか,32ビットのデータ文を数ミリ秒で消去し,さらに10万倍以上の速さで再書込みを行なう。

 ページ・フラッシュ・メモリーと標準フラッシュ・メモリーは同一のチップに混在することが可能なため,標準フラッシュ・メモリーの製造工程に変更を加える必要がない。

 「ST22FJ1Mにより,開発者はスマート・カードのソフトウエア・アーキテクチャにおける制約から解放される。開発者はWebアクセス用に,マルチ・タスクとマルチ・スレッドを実現するオープン・プラットフォームのソリューションを開発できる」(STMicroelectronics社グループ・バイス・プレジデントのReza Kazerounian氏)

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