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 米Novellは,2003会計年度第4四半期(2003年8月~10月期)と通年の決算を米国時間11月20日に発表した。第4四半期の売上高は2億8700万ドルで,前年同期の3億ドルと比べて減収。前期の2億8300万ドルからは微増となった。

 一時的な費用を含む同期の純損失は,1億900万ドル(1株あたりの損失29セント)だった。これには,繰延税金資産の割り当て分を増額するための一時的費用の1億3000万ドルを計上している。前年の同期の純損失は9200万ドル(同25セント)だった。

 2003会計年度通年の売上高は11億ドル,純損失が1億6200万ドル(1株あたりの損失が44セント)だった。前会計年度の売上高は,同年と同じ11億ドルだったが,純損失が2億4700万ドル(同68セント)だった。

 非GAAPベースでみると,一時的な費用を除いた場合の調整後の純利益は1900万ドル(1株あたりの利益は5セント)だった。繰延税金資産の割り当て分を増額するための非現金費用の1億1900万ドル,リストラ経費の800万ドル,Ximian社買収に関わる300万ドルは含まれない。前年同期は,同じ条件で無形固定資産の減価とベンチャー投資の1億900万ドルを除いて純利益が1500万ドル(同4セント)だった。

 「第4四半期に達成した営業利益率レベルの向上を喜ばしく思う。同期は,同会計年度の初めに提示した戦略的な目標に向かって前進した。市場におけるポジションを上げて2004会計年度に突入できる」(Novell社会長兼CEOのJack L. Messman氏)

 Novell社は,Linuxプラットフォーム向け製品とサービスの強化を図っている。同社は8月に,企業によるLinux導入を促進するデスクトップとサーバー製品を手がける米Ximianを買収した。また,先ごろドイツの大手LinuxディストリビュータであるSuSE Linuxの買収に関して合意に達したことも発表している。これら2社の買収により,同社はオープンソースに注力していく姿勢を鮮明にしている。

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