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 米Network Intelligenceと英Reed Exhibitionsは米国時間12月17日に,企業のセキュリティに関する調査結果を発表した。それによると,セキュリティ担当者の66%が「自社のネットワークは,今後も100%安全になることはない」と回答した。一方,27%が「1~5年以内には万全のネットワーク・セキュリティが実現する」としている。

 調査は,ニューヨーク市で12月10~11日に開催されたセキュリティ分野の見本市「InfoSecurity 2003」で実施したもの。

 セキュリティ侵害に発展しうる不安要素として,回答者の大半が「悪意のあるハッカー(クラッカー)」と「従業員」を挙げている。「従業員が昨年の主なセキュリティ侵害の原因となった」と答えたのは3分の1以上,「クラッカーが原因となった」と答えたのは約半数だった。

 その他の主な調査結果は以下の通り。

・回答者の約65%が,2003年に「10件~25件」のセキュリティ侵害を経験した。2004年のセキュリティ侵害については,約50%が「2003年と同じレベル」,22%が「2003年より減少する」とみている

・回答者の35%が,2004年のITセキュリティ支出を「20~49%程度増額する」予定だ。「50%以上増額する」という回答者は19%。「減額する」という回答者はわずか1%だった

・60%の企業が,セキュリティの優先順位を「中程度」と見なしている

・「セキュリティ・アプライアンスの方が使用,管理,導入が簡単」と考えている回答者は,「セキュリティ・ソフトウエアの方が簡単」とする回答者を2倍上回った。

 「2004年はセキュリティ侵害がさらに増加する見通しだ。セキュリティ・ベンダーはこの問題に真正面から取り組まなければならない」(Network Intelligence社Marketing and Technologyバイス・プレジデントのMatt Stevens氏)

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