米RealNetworksは,米Microsoftを独占禁止法違反でカリフォルニア州サンノゼの米連邦裁判所に提訴した。RealNetworks社が米国時間12月18日に発表したもの。

 RealNetworks社は,Microsoft社が独占的地位を乱用して市場競争を制限し,消費者の選択肢をせばめ,成長するデジタル・メディア市場の独占を図ったと主張している。

 「Microsoft社は数年間にわたる略奪的行為によって,当社の収入と事業に大規模な損害を与えた。例えば,パソコン・メーカーが他社製メディア・プレーヤをインストールすることに制限を与え,WindowsユーザーにMicrosoft社製メディア・プレーヤの使用を強制した」(RealNetworks社)

 RealNetworks社会長兼CEOのRob Glaser氏は,「我々は(法廷よりも)むしろ市場で競争することを望んでいる。しかし,Microsoft社の違法な行為を終わらせ,甚大な損害を回収するため,慎重に検討した結果,今回の提訴を決断した」と述べた。また同氏は,「Microsoft社の策略にもかかわらず,当社は過去5四半期にわたって成長を続け,今期も売上高が増加する見込みだ。しかしMicrosoft社が法規に従った行為をとってきたとしたら,当社はさらに成長していたはずだ」と,付け加えた。

 なおRealNetworks社は,当訴訟に関する費用として2003年第4四半期に約150万ドル,2004年通期に約1200万ドルを計上する見込みだ。訴訟関連の費用を含めた場合,第4四半期の会計原則(GAAP)ベースの純損失は3~4セントとなる見通し。訴訟関連費用を除いた場合の純損失は2~3セントと予測する。売上高は5200万~5600万ドルの範囲を見込む。

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