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 米Agere Systemsは,GビットEthernet製品を手掛ける非公開企業の米TeraBlazeを買収したことを,米国時間1月2日に発表した。Agere社は同社のクラスA普通株692万株を支払った。2003年12月31日時点の株価3.05ドルで換算すると,約2100万ドル相当と買収となる。なお,TeraBlaze社の従業員はすべて,Agere社に移籍する。

 「TeraBlaze社のスイッチ・オン・チップ技術を取得することにより,シングル・チップのGビットEthernet製品を,SOHOや企業を対象とした機器メーカーに提供する」(同社)

 Agere社は2003年8月に,GビットEthernet物理層(PHY)デバイスの開発を行うアイルランドのMassanaを買収した。同社は,Massana社の買収を通じて開発した「TruePHY」技術を基盤に,0.13ミクロン・チップ「ET1011」のリリースを予定している。Agere社はTeraBlaze社の買収によって,同社のTruePHYファミリ製品を拡充したい考えである。

 市場調査会社の米Dell'Oro Groupは,GビットEthernetスイッチ市場が2004年に約120億ドル規模に達すると予測している。また米IDCは,GビットEthernet用のASIC(特定用途向けIC)およびASSP(特定用途向け標準品)の売上高が,2004年には5億ドル以上,2007年には8億5000万ドル以上に成長するとみている。Agere社はこのような市場機会を利用して,PHYとスイッチ・オン・チップの統合製品を,ネットワーキング機器メーカーに売り込む計画である。

 Agere社副社長兼Ethernet部門担当ジェネラル・マネージャのEd Roberts氏は,「既存の銅回線を利用したGビットEthernetは,クライアント機器市場におけるGビットEthernetスイッチの普及を後押しするだろう」と述べた。

 なおAgere社は,マルチポートのPHYデバイスとスイッチのバンドル製品を,2004年後半にリリースする予定である。

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