米IBMと米Topspin Communicationsは,Topspin社のInfiniBandスイッチ技術をIBM社のシステムに組み込むことと,IBM社がTopspin社製InfiniBandスイッチを全世界で再販することで合意した。両社が米国時間1月13日に明らかにしたもの。これによりIBM社は,Topspin社のサーバー・スイッチとソフトウエアを,「eServer」および「TotalStorage」製品系列で利用できる。契約期間は5年間とする。

 InfiniBandは,サーバー・プラットフォーム用の入出力インタフェース技術。サーバー間の接続を簡素化/高速化し,リモート・ストレージやネットワーク対応機器といったサーバー関連システムと接続するためのもの。接続の簡素化/遅延の低減/帯域幅の拡大/相互接続性の強化という特徴を持つ。リンク速度は2.5Gbpsから30Gbpsであり,Ethernetとファイバ・チャネルを効率よく統合できる設計という。

 InfiniBandについて,IBM社システム・グループ・マーケティング&戦略担当副社長のMark Shearer氏は「最大30Gbpsまで高速化できて,リモートDMA(RDMA)機能を備える業界標準の相互接続技術はInfiniBandだけで,サーバー同士のやり取りを大幅に改善/簡素化できる」と説明する。「Topspin社の協力を得て,InfiniBandを当社の全eServerシステムとストレージ製品の基盤技術とするつもりだ。そして,オンデマンド・コンピューティングに関する将来の取り組みに向け,基本構造として利用する」

 Topspin社のサーバー・スイッチ製品は,同日より利用可能とする。また2004年から2005年にかけて,両社の契約に沿った新たな製品を順次リリースするという。

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