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 米IBMは米国時間1月15日,2003年第4四半期の決算を発表した。継続事業による売上高は259億ドルで,前年同期の237億ドルと比べ9%増加(為替の影響を除いた場合は1%増加)した。継続事業による純利益は27億ドルで,前年同期の19億ドルから42%の増益となった。継続事業による希薄化後の1株当たり利益は1ドル56セントで,前年同期の1ドル11セントと比べて41%増加した。

 上記の数字には,米PricewaterhouseCoopers(PwC)のコンサルティング事業部門PwC Consulting(PwCC)買収にともなう費用などが含まれる。

 IBM社会長兼CEOのSamuel J. Palmisano氏は,「素晴らしい四半期で1年を締めくくることができ,当社にとって励みとなった。当期はほぼ全体的に好調で,170億ドルを上回るサービス契約を獲得したほか,サーバーや『WebSphere』事業が著しく成長した。最もうれしいのは,当社のオンデマンド戦略が実現しつつあることだ」と述べた。また,「このような業績は,景気低迷の時期に行った投資なくしては達成できなかっただろう。当社の戦略と投資が成果をあげ始めていることに満足している」と付け加えた。

 第4四半期はすべての地域で売上高が伸びた。米大陸の売上高は106億ドルで前年同期比4%増加(為替の影響を除いた場合は1%増加)。欧州/中東/アフリカは91億ドルで,同17%増加(同1%増加)し,アジア太平洋地域は54億ドルで,同13%増加(同3%増加)した。なお,OEM収入は,7億1400万ドルで,同14%減少(同14%減少)した。

 事業別でみると,Global Services部門の売上高は114億ドルで,前年同期比8%増加(為替の影響を除いた場合は1%減少)。第4四半期中に獲得したサービス契約の規模は合計173億ドル。そのうち3件は10億ドルを超え,18件は1億ドルを超える。

 ハードウエア事業の収入は91億ドルで,前年同期比12%増加(為替の影響を除いた場合は4%増加)した。Systems Group部門の売上高は同18%増の49億ドル。Personal Systems Group部門の売上高は同16%増の35億ドル。Technology Group部門は同20%減の7億7500万ドルだった。

 ソフトウエア事業の収入は43億ドルで,前年同期比12%増加(為替の影響を除いた場合は2%増加)。WebSphereや「DB2」「Rational」「Tivoli」「Lotus」製品を含むミドルウエアの収入は同14%増の34億ドル。OSの収入は同6%増の6億8300万ドルとなった。

 Global Financing部門の売上高は7億3400万ドルで,前年同期比12%減少(為替の影響を除いた場合は18%減少)。Enterprise Investments/Other部門の売上高は3億6000万ドルで,同5%増加(同4%減少)した。

 同社は,2003年通期の業績結果も発表した。継続事業による売上高は,891億ドルで,前年同期の812億ドルと比べ10%増加(為替の影響を除いた場合は3%増加)した。継続事業による純利益は76億ドル(希薄化後の1株当たり利益は4ドル34セン)で,前年同期の53億ドル(同3ドル7セント)から大幅に増加した。

 地域別では,米大陸の売上高が前年比5%増(為替の影響を除いた場合は4%増)の381億ドル,欧州/中東/アフリカが同20%増(同3%増)の291億ドル,アジア太平洋地域が同13%増(同5%増)の193億ドルとなった。OEM収入は同21%減(同22%減)の26億ドル。

 事業別では,Global Services部門の売上高が前年比17%増(為替の影響を除いた場合は9%増)の426億ドル,ハードウエア事業の収入が同3%増(同3%減)の282億ドル,ソフトウエア事業の収入が同9%増(同2%増)の143億ドル,Global Financing部門が同13%減(同18%減)の28億ドル,Enterprise Investments/Other部門が同5%増(同3%減)の11億ドルだった。

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