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 米Hewlett-Packard(HP)は,2003年においてLinux関連製品からおよそ25億ドルの収益を上げたことを米国時間1月15日に発表した。同社によれば,2002年のLinux関連の製品とサービスの売り上げはおよそ20億ドルだった。

 「2003年のHPにおけるLinuxサービスとソリューション事業は40%成長した。HP社は,Linuxベンダーとして顧客のために初めてLinux補償プログラムを打ち出した。新規の企業顧客も獲得して年間で25億ドルの売り上げを得ることができた」(同社Linux部門副社長のMartin Fink氏)

 米IDCの調査結果によれば,2003年第3四半期のLinuxサーバー市場において,HPの工場収益が世界の28.1%を占めて首位についた。同期において,HP ProLiantサーバーは,Linux x86/IA-32サーバーの世界市場で出荷台数シェア27.4%で1位を獲得した。HP ItaniumベースのLinuxサーバーもEPICベースのLinuxサーバー出荷台数で世界市場の66.7%のシェアを獲得している。

 「Linuxサーバーの売上高と出荷台数は急増しており,2003年第3四半期のLinuxサーバーの売り上げは49.8%伸びている。多くのWeb中心型アプリケーション向けLinuxサーバーの普及,ファイル/印刷,その他のITインフラを利用した作業の増加,カスタム・アプリケーション,ISVアプリケーションにおける高性能コンピューティングにおけるLinuxサーバーの利用増加が,この成長をけん引していると考えられる」(IDC社)

 HP社は,同日新しい参照アーキテクチャを発表している。これには,Oracle Database/9iRAC,BEA WebLogic Serverをベースとする商用Linux参照アーキテクチャ,MySQL,JBoss,Apache,OpenLDAPからのオープンソース・ソフトをベースとするオープンソース参照インフラ・アーキテクチャが含まれる。

 新製品としては,Transmetaプロセサを搭載した新しいシン・クライアントの「Compaq t5300」「同t5500」を発表した。このクライアントは,Linux Terminal Server Project(LTSP)の技術によりシームレスにLinuxサーバーに接続して利用する。価格はそれぞれ299ドルと349ドル。

 また,同社は,ビジネス向けノートPCの製品ラインの「HP Compaq nc6000」「同nc8000」「同nw800」モデルを「SuSE Linux Desktop対応」に認定をした。また,ビジネス向けデスクトップPC「D530」「D330」も「SuSE Enterprise Linux対応」に認定された。

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