「女性は,年間100万ドル以上の収益をあげる企業を築くことにより,事業手腕と財務に関する高度な知識を実証している」。米Center for Women's Business Researchが,女性がオーナーを務める企業に関して調査した結果を米国時間2月3日に発表した。

 同調査では,女性がオーナーで100万ドル以上の収益をあげる企業の特徴,経験,事業管理方法に注目しており,同じく女性がオーナーで総収入が100万ドル未満の企業と比較している。女性がオーナーで100万ドル以上の収益をあげる企業は,複数の資金源,高度な財務管理,技術の活用によって優れた業績をあげていることが明らかになった。

 「調査により,女性もトップ・レベルで事業を行なうことができることが確認された。これら100万ドルの収益をあげている企業の73.0%は,設立者がオーナーとなり経営も行なっている。14.5%は設立5年以内に100万ドル・レベルの収益をあげている。また,55.3%は,景気が停滞した過去3年間に売り上げを伸ばしている」(同センター会長のMyra M. Hart氏)

 女性がオーナーで総収入が100万ドル以上の企業は,高度な財務戦略に基づいて経営を行なっているという。複数の資金源を持ち,ローンやクレジットを活用している。また,ビジネス成長戦略の一環として,57.7%はインターネットと電子商取引が重要な役割を担う回答している。56%は電子商取引でWebサイトを活用しているという。

 その他,収益100万ドル以上と未満の企業間で明らかになった違いは次の通り。

・収益100万ドル以上の企業は,会計士(40.7%対28.9%),弁護士(15.7%対6.6%),取締役員(13.3%対4.6%)といった正式な顧問を抱えている割合が高い。これら顧問に家族や知人を採用する割合は低い(21.7対28.9%)

・正式な事業団体に所属する割合が高い(81.3%対60.5%)

・事業内容はサービス分野が少なく(26.9%対51.0%),卸売業(17.0%対3.8%),建築業(13.4%対3.3%),製造業(12.3%対4.8%)が多い

・企業が大規模企業を顧客に抱えている(33.7%対11.8%)

・主要顧客に州,地方レベルの行政機関を顧客を持つ(16.7%対4.6%)

・連邦レベルの政府機関を主要顧客に抱える(14.7%対3.3%)

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