米Microsoftは米国時間2月20日,「Windows 2000」および「Windows NT 4.0」のソース・コードがインターネット上に流出したことに関して,新たな声明を発表した。引き続き,米連邦捜査局(FBI)や司法当局と協力して捜査を行うとしている。

 Microsoft社がソース・コードの流出に気づいたのは2月12日。同社ネットワークおよび社内セキュリティが侵害された様子はないという。同社のソース・コード開示プログラム「Shared Source Initiative」や「Government Security Program」が無関係であることも確認しており,「今後も両プログラムを積極的にサポートする」(同社)と述べた。

 Microsoft社は,「当社のソース・コードは著作権を取得しており,商業機密として保護されている。そのため,これらを掲載し,第三者がダウンロードしたり利用できるようにすることは,違法行為となる。当社は自社の知的資産を守るために,あらゆる適切な法的手段に訴えるつもりだ」としている。同社は,流出したソース・コードのダウンロードが違法にあたるとの警告をインターネット・ユーザーに送り,ピア・ツー・ピアのネットワークでアラートが表示されるように設定したことを,2月18日に発表した。

 なお,流出したソース・コードを調べて発見されたという「Internet Explorer」のセキュリティ・ホールについて調査したところ,すでにMicrosoft社が発見済みのもので,修正プログラムの最新版「Internet Explorer 6.0 Service Pack 1」で解決しているという。同社は,Windows NT 4.0とWindows 2000のほか,「Windows 98」「Windows Millennium」「Windows XP」を利用している顧客に対し,すぐにInternet Explorer 6.0 Service Pack 1へバージョンアップするよう勧告している。「Windows XP Service Pack 1」あるいは「Windows Server 2003」を利用しているユーザーのマシンは,Internet Explorer 6.0 Service Pack 1がインストールされているので,影響を受ける心配はない。

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