米Infonetics Researchは,2003年第4四半期のレイヤー2/3 LANスイッチ市場に関する調査結果を米国時間2月26日に発表した。前期は,同世界市場における1Gビットの固定型スイッチと1G/10Gビットのシャーシ型スイッチの需要が高かった。しかし,100Mビットの固定/シャーシ型スイッチの売り上げが低下し,第4四半期には同市場全体の売上高が1%低下した。

 同期における同市場の売上高は,ほぼ横ばいだったが,通年の売上高は116億ドルを超えた。Infonetics Research社は,2007年には同市場が142億ドルに達する予測する。ベンダーの報告によれば,エンドユーザーがネットワーク・インフラへの投資を増加し始めているため,2004年には出荷台数で28%,売上高で11%の増加が期待できる。

 10Gビットのシャーシ型スイッチ部門では,米Ciscoが首位を奪回した。同社は,より密度の高いブレードを作成するとともに価格を引き下げにより市場シェアを売上高で前期の39%から50%,出荷台数で40%から77%に拡大した。同社は,2期連続で市場の売上高と出荷台数のシェアを縮小して首位を米Foundryに明渡していた。

 Infonetics Research社アナリストのNeil Osipuk氏は「Cisco社のように多角的な企業は,新しい10Gビットの領域で販売利益を低下させる余裕がある。そのため,Foundry社のような特化した企業にとって競争は始まったばかりである。同市場の首位をどこが獲得するかに関わらず,価格の引き下げは10Gビット技術の導入を促進するだろう」と指摘する。

 同期における市場のハイライトは次の通り。
・レイヤー2,レイヤー3スイッチ市場トップのCisco社は,売上高で59%,出荷台数で35%のシェアを獲得(同社の前期レベルからはわずかに低下)。

・売上高で第2位の米Hewlett-Packard(HP)のシェアは9%,出荷台数が第2位の米NETGEARのシェアは14%だった。米3Comが13%でこれに続いた。

・10Gビットのシャーシ型スイッチの売上高は前期から63%増加した。

・10Gビット(固定型とシャーシ型)スイッチ部門は,2003~2007年にすべての地域においてもっとも大きな売上高の成長が期待される。

・1Gビットの固定型スイッチの売上高は,前期から17%増加した。2007年までに2003年の15億万ドルから61%増加して23億ドル規模に達すると予想される。

 同調査は,全世界を対象にAlcatel社,Avaya社,Cisco社,D-Link社,Foundry社,HP社,Nortel社,SMC社,その他の分析結果をまとめた。

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