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 カナダのSandvineは現地時間3月3日,「ISPはワームによって多大なコストを強いられており,2004年に北米のISPが負担する費用は約2億4500万ドルに達する」との予測分析を発表した。また,全世界のサービス・プロバイダの負担費用は3億7000万ドル以上に達する見通しだ。

 Sandvine社によると,ISPのウイルス関連支出には,ウイルス対策チームの編成,顧客サポートの増加,トラフィック渋滞による通信コストの増大,長期的なブランド・イメージの低下などから発生する費用が含まれるという。

 Sandvine社Marketing and Sales担当副社長のTom Donnelly氏は,「サービス・プロバイダは,ユーザーをワームの攻撃から守るために社内のリソースを総動員しなければならない」と説明する。「ワームによる攻撃の頻度が増しており,ワームによってプロバイダが負担を強いられるコストと,広帯域接続サービスに与える影響を把握することは,適切な対策を講じるうえで不可欠だ」(同氏)

 調査から,大規模な攻撃だけでなく,家庭ユーザーのパソコンに長期間居座り続ける古いワームもトラフィックの渋滞を招き,ISPのコストを累積的に増加させることが分かった。

 その他の主な調査結果は次の通り。

・多くのISPのネットワークは,日常的にDoS(denial-of-service)攻撃を受けているほか,さまざまな危険度のワームを含んでいる。

・ISPのトラフィックのうち,ワームなど悪意のあるトラフィックが全体の2~12%を占める。入念なセキュリティ対策を行っているネットワークでも,悪意のあるトラフィックが平均5%に達する。

・ISPの家庭ユーザーの約5%が何らかのワームに感染しており,その結果,ワームを広めたり,悪意のあるトラフィックを送り出している。

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