PR

 米Lindows.comは,オランダ,ベルギー,ルクセンブルクでの営業を中止したことを米国時間3月12日に発表した。Lindows.com社によると,米Microsoftは,ベネルクス諸国のユーザーに対してLindows.com社のWebサイトを1日運営するごとに10万ユーロの罰金を科すよう,オランダの裁判所に要請したという。

 Lindows.com社CEOのMichael Robertson氏は,「当社のWebサイトには各国ISP,プロキシ・サーバー,あるいは匿名化する手段などを通じてユーザーが訪れる。ベネルクス諸国の全ユーザーのアクセスを遮断するなどという要請に応じることは不可能だ。Microsoft社はそれを承知しているはずだ。当社は3国の市場から完全に製品を撤退し,Webサイトの全ページに告知を掲載した」と説明。「それでも,米国のWebサイトを米国外のユーザーが閲覧可能だとして,Microsoft社は1日10万ユーロの罰金を要求している。Microsoft社の行動は,オランダでの商標保護,あるいは市場の混乱とはまったく関係なく,単に当社の事業を停止に追い込もうしているだけだ」(同氏)

 Microsoft社は欧州各国でLindows.com社製品の販売停止を求める訴訟を起こしており,スウェーデンオランダの裁判所が,Microsoft社寄りの判断を下している。Lindows.com社は対抗策として,「Lin---s」(Lindash)の名称でWebサイトを2月17日に開設していた。

 Lindows.com社によれば,Microsoft社は米国の裁判所にLindows.com社Webサイトの運用停止命令を求めたが,この要請は2度退けられている。Robertson氏は,「Microsoft社は米国で勝利を獲得できなかったために,(自社に有利な判決を下してくれそうな)他国を物色しているのだ」と非難した。

◎関連記事
米Lindows.com,オランダにおいて「Lin---s」の名称で営業を再開
米Microsoft,今度はカナダで「Lindows」名称使用禁止を要求する訴訟
スウェーデンに続きオランダも,Lindowsに販売中止の仮命令
米Microsoft,スウェーデンにおける米Lindows.com製品の配布差し止めを要求
米Microsoftの米Lindows.comに対する商標権侵害訴訟,陪審裁判が2004年3月1日に延期
「Linuxを利用する企業は59%,理由は『安定性』『性能』『セキュリティ』など」,米調査より
開発者の23%が「最も安全なOSはLinux」と回答,Windows XPは大幅ダウン,米調査
「Linuxパソコンをもっと普及させる」,コミュニティと企業がコンソーシアムを結成

[発表資料へ]