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 米Symantecは,スパムに関する調査結果を米国時間3月22日に発表した。調査によれば,シニア層は,スパムに関して不適切な対処を行なう可能性がもっとも低く,電子メールによる詐欺行為の被害者になる可能性が低いという。また,成人の電子メール・ユーザーの18%は,オンライン詐欺の犠牲になった経験があることも明らかになった。同調査は,Applied Research社が18歳以上のインターネット・ユーザー1000人に対して実施したもの。

 18~65歳の電子メール・ユーザーのうち3分の1以上は,「より詳しい情報を得るためにスパムのリンクをクリックしたことがある」と回答している。しかし,65歳以上でスパムのリンクをクリックしたことがある人は23%だけだった。「興味がある件名のスパムは開いてみる」と回答した人はシニア層がもっとも低く5%だけだった。

 「スパムに返答したが,後に不正なものであることが分かった経験がある」という項目に対し,18~29歳の21%が「はい」と回答した。30~64歳のグループは,その割合が19%だったが,64歳以上のシニア層では13%だけだった。シニア層の数値は,全体の18%よりも低かった。

 調査により,シニア層のほぼ全員(97%)が毎日スパムを受信していることが分かった。ほぼ半数(44%)は,少なくとも1日に10通のスパムを受信しており,10%は1日に少なくとも50通のスパムを受信している。

 ほかの電子メール・ユーザーと同じように,シニア層もスパムを非常に迷惑だと感じている。スパムにおいて厄介に感じる特徴として,不快感を与える/わいせつな件名が83%,人を欺く不正直なコンテンツが72%,コンピュータ・ウイルスに感染する可能性が70%,個人情報の盗難が68%だった。

 大半の電子メール・ユーザーはスパムの撲滅を望んでいる。「知らない人によるスパムの送信を止めて欲しい」と回答したのは18~29歳で76%,30~49%で84%,50~64歳で84%,65歳以上が86%だった。

 スパムに対する不快感をあらわにするユーザーは多いが,積極的に手段を講じているユーザーは少ない。18~64歳のユーザーでは,スパム・フィルタを利用している人はおよそ3分の2だったが,65歳以上では47%だけだった。シニア層では,スパムの停止を望むシニアとフィルタリング製品を使う人(86%対47%)の格差がもっとも大きい。

 同社は,スパム対策として電子メール・ユーザーに次のヒントを提供している。

1.あやしいスパムには返信しない。返信は,電子メール・アドレスの有効性を示すものであり,より多くのスパムが送信される可能性がある。

2.「購読停止」ボタンをクリックしない。これも受信者のアドレスが有効であることを示すため,より多くのスパムが送信される。

3.一般的ではない電子メール・アドレスを選ぶ。スパムの送信者は,プログラムを使ってドメイン名と組み合わせて電子メール・アドレスを生成している。

4.スパム・フィルタリング,またはスパム遮断ソフトウエアを利用する。

5.受信した電子メールに関して米連邦取引委員会(FTC)に正式に苦情を訴える。同委員会への苦情の報告は,Webサイトから。

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