米Checkpoint Systemsは,次世代アクセス制御システム「Pinnacle V 3.0」を米国時間3月31日に発表した。より強力で正確なアクセス制御と柔軟性を提供し,「入り口が1つしかない小規模企業から,多数の入り口でセキュリティ・チェックを行う必要がある大規模企業まで,さまざまなセキュリティ・ニーズに対応する」(同社)

 Pinnacle V 3.0では3つの新しい機能が追加された。「Database Partitioning(データベース分割)」機能は,アクセスを許可する社員や部署を細かく定義できる。複数のテナントを抱える大規模なオフィス・ビルや,多数の学部を擁する大学などにおいて,個人もしくは部門ごとにアクセス制御を行える。また,同機能を世界規模で利用した場合,企業の本社は,地理的あるいは時間的な制限を受けることなく,社員のアクセスを個人レベルで管理できる。

 「IP Tunneling(IPトンネリング)」機能では,複数のルーターやブリッジを介したポイント・ツー・ポイントの通信を効率的に行えるように支援する。例えば,ニューヨーク本社にあるサーバーのデータベースに,東京支社のシステムが専用ネットワークを使ってアクセスする場合など,地理的に離れた場所のアクセス制御に有効である。

 「n-Man rule and Occupancy Restrictions(n-人数規制/占有制限)」機能は,ある場所にアクセスできる最大/最少人数を,時間帯に応じて設定できる。ミーティングに同時に参加可能な人数を制限したり,ITセンターや研究室を利用する場合の最低人員を設定可能。

 Checkpoint Systems社ID Products部門担当ジェネラル・マネージャのDoug Karp氏は,「米国ではセキュリティに対する関心が否応なしに高まっており,より広範で柔軟なセキュリティ管理システムを求める企業が増えている。Pinnacle V 3.0では,そのような市場ニーズに応えるために最新の技術を搭載した」と説明する。

 Pinnacle V 3.0は,米MicrosoftのSQL Serverを利用し,Windows 2000/2003/XPに対応する。

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