米Sun Microsystemsは,Java 2 Platform, Enterprise Edition(J2EE)1.4対応アプリケーション・サーバー「Java System Application Server Platform Edition 8」の提供を開始した。Sun社が米国時間4月16日に明らかにしたもの。Webサービス仕様のWeb Services Integration(WS-I)Basic Profileに対応しているほか,Webアプリケーション用インタフェース(UI)のフレームワークJavaServer Faces(JSF)1.0 APIを商用サーバーとして初採用したという。

 Java System Application Server Platform Edition 8について,同社は「サイズが小さいJ2EEプラットフォームなので,さまざまな分野で利用でき,サード・パーティはシステムやアプリケーションに組み込める」としている。オープンソース統合開発環境(IDE)のNetBeansや,「Java Studio Standard」「Java Studio Enterprise」,将来リリース予定の「Java Studio Creator」用のデフォルト・コンテナという位置付けのアプリケーション・サーバーである。開発/導入/再配布にあたってライセンス料は不要。追加料金を支払えば,サポートを利用できる。

 同サーバーは,JSFとJavaServer Pages(JSP)Standard Tag Library(JSTL)という2つの技術も導入した。JSFにはWebアプリケーション内で使える再利用可能なUI部品が用意されているので,UIを構築する作業が省力化する。JSTLは,JSP対応アプリケーションでよく使う中核機能をまとめたライブラリで,Web/J2EEアプリケーションの開発に利用できる。

 さらに,高速なJava Message Service(JMS)の提供,Java API for XML Messaging(JAXM)/Java API for XML Processing(JAXP)/Java API for XML Registries(JAXR)/Java API for XML-based RPC(JAX-RPC)/SOAP/WSDLへの対応,J2EE Connector Architecture v1.5対応などの特徴を備える。

 また同社は,J2EE用ソフトウエア開発キットの新版「J2EE 1.4 Software Developer Kit(SDK)」の提供も開始した。新版は開発と導入の両環境での利用がライセンス上可能となり,「エンド・ツー・エンドの開発から導入へスムーズに移行できるので,市場への製品投入にかかる期間が短縮する」(同社)。

 Java System Application Server Platform Edition 8とJ2EE 1.4 SDKは,同社のWebサイトから無料でダウンロード可能。

 さらに同社は,J2EE Reference Implementation 1.3/1.4 Beta1,Sun ONE Application Server 6.x/7.x,Sun ONE Web Server 6.0,WebLogic Server 5.1/6.0/6.1,WebSphere Application Server 4.0,JBoss 3.0,Apache Tomcat 4.1上で動作するアプリケーションをJava System Application Server Platform Edition 8環境に移行させるためのツールも,Webサイトで提供している。

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