米IDCは米国時間5月5日に,「北米の企業は2004年に,IT支出が前年と比べ3.8%成長するとみている」などとする調査結果を発表した。最も強い伸びをみせるのは,専門サービス,小売り,卸売り,金融分野になる見通しである。

 調査は,北米およびカナダの企業1341社のITマネージャや上級管理職を対象に,2003年11月~12月にかけて実施したもの。

 IDC,Enterprise Technology Trends Vertical Marketsグループ担当マネージャの Lucie Draper氏によると,「回答者が経済状況や事業について明るい見通しを持つのは久しぶりで,今後6カ月間の景気を楽観視する企業が増えている」という。「相変わらずコスト管理を優先する企業が多いが,短期的なROI(投資回収率)よりも長期的な視野に立ったIT投資が増加傾向にある」(同氏)

 その他の主な調査結果は次の通り。

・コスト削減とコスト管理を優先する企業が全体の3分の1以上を占めた。また,コスト管理とコスト削減が「非常に重要」あるいは「かなり重要」という企業は70%。

・今後12カ月間のIT分野の優先課題として,自社の競争力強化に向けた戦略的アプリケーションの開発/実装をあげた企業は30.8%。

・2004年のIT支出をけん引するのは,垂直業界向けソリューション,CRM,リソース管理ソリューション。

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