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 米Novellは米国時間5月11日,同社のLinux向け電子メール/ワークグループ・クライアント・ソフト「Evolution」において,米Microsoftの「Exchange Server 2000」および「同2003」との互換性を提供する「Evolution Connector」を,同日よりオープンソース・ソフトとして提供することを発表した。

 Evolution Connectorは,Microsoft Exchange Serverのユーザーが,電子メール,カレンダ,グループ・スケジュール,アドレス帳,公開フォルダなどにLinux環境からアクセスできるようにするもの。

 Evolution Connectorのソース・コードを同社Webサイト で公開する。また,ユーザーは5月14日より,Evolution Connectorを同社Webサイト より無償でダウンロード可能。米メディア(CNET News.com)によると,同ソフトはこれまでコンピュータ1台につき69ドルで販売されていた。

 Novell社Desktop Technologies Group担当副社長のNat Friedman氏は,「Connectorは,オープンソースとベンダー独自のシステムが混在する環境のLinuxユーザーを支援する技術。Connectorのソース・コード公開によって,Evolutionの全製品ラインがGNU General Public License(GPL)に基づいて入手できるようになった」と説明する。

 またNovell社は同日,Evolutionの新版となる「Evolution 2.0」を2004年第3四半期にリリースすると発表した。スパム・フィルタ機能や,S/MIMEおよびPGPセキュリティ証明管理機能を備えるほか,オープンソースのIMクライアント「Gaim」との緊密な連携を提供する。

 IMAP,POP,SMTP,LDAP,iCalendarといった主要なデータ交換/通信仕様に対応し,「Palm」や「PocketPC」といったハンドヘルド機器との同期が可能。また,Microsoft Exchangeのほかにも,Linux向けコラボレーション管理ツール「GroupWise 6.5 for Linux」にネイティブで対応する。

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