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 フィンランドのNokiaは中国で現地時間5月21日,中国における研究開発の強化について発表した。北京にCDMA研究開発施設を建設するほか,北京にある「Nokia Product Creation Center」で携帯電話の設計および開発規模を拡大する。

 Nokia社会長兼CEOのJorma Ollila氏は,「中国が当社の世界的研究開発ネットワークにとって戦略的位置にあることは明らかだ」と述べた。「中国の能力ある人材が増えていることや,研究開発の環境が向上していることなど,当社と主要な中国内の施設との協力体制を拡大するのに良い機会だ」(同氏)

 また,Nokia社の中国事業Nokia Chinaは,博士課程を修了した研究者向けのプログラム「Postdoctoral Program」を開始する。電気通信の先進技術に関する学習および研究環境を提供するもので,同社が中国に所有する「Nokia Research Center」を利用する。アジア向けユーザー・インタフェース,第3世代(3G)などの無線技術,IPv6,中国語対応モバイル・アプリケーションなどの分野に焦点を当てる。同プログラムの実施については,中国政府人事省から承認を得ているという。

 さらに同社は,中国で技術プラットフォーム部門を立ち上げる。同部門は中国の開発者コミュニティと手を組み,「Nokia Series 60」プラットフォームとJava対応技術のライセンシングを手がけるなどして中国における標準化活動を支援する。

 なおNokia社は,中国の大学10校と協力し,トレーニングやセミナーを開催して「Symbian」技術の普及を図る計画である。

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