データ・センター運営に向けた業界標準策定に取り組む組織Data Center Markup Language(DCML)Organizationは米国時間5月24日に,ユーティリティ・コンピューティングを視野に入れた枠組み「DCML 1.0 Framework Specification」の初回ドラフト版を発表した。

 DCML 1.0 Framework Specificationは,データ・センター環境の主要コンセプトと用語を定義する。主な内容は次の通り。

(1)データ・センターの仕様エレメントから成る概念的データ・モデルと,その拡張の方法

(2)DCMLドキュメント・インスタンスを解釈するためのプロセス規定

(3)ネットワーク,サーバー,アプリケーション,サービスなどの拡張に関する意味,文法,構文

(4)CIMやWSDMといった標準規格との関係。

 DCML 1.0 Framework SpecificationはWebサイトに掲載している。DCML Working Groupは同仕様を使って,データ・センターのコンポーネットおよびプロセスを定義する予定である。

 DCML Organizationは,ITコンポーネントのインタフェースに焦点を当てるのではなく,「あらゆるIT管理システム間の情報共有と管理ポリシーの成分化に向けた標準データ・フォーマットに対応し,オートメーションおよびユーティリティ・コンピューティングの実現を目指す包括的な仕様に取り組んでいる」(DCML Organization)。

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