米Checkpoint SystemsとオランダのRoyal Philips Electronicsは,ICタグ(RFID)に関する戦略的提携を結んだ。両社がベルギーで現地時間5月25日に発表したもの。両社は,ICタグ(チップ)とタグ・リーダー(読み取り機)をシステム・インテグレーション・サービスと組み合わせて小売り販売業者向けに提供する。

 両社は互いのノウハウを持ち寄り,日常のビジネス・プロセスや業務へのRFID導入を支援する。「結果的に,多数の小売り販売業者やサプライヤが全社的なRFID実装を実現し,業界で義務づけられている導入期限に間に合わせることができる」(両社)。なお,両社はすでにドイツMetro Groupをはじめとする欧州小売り販売業者のRFIDプロジェクトに取り組んでいるという。

 提携のもと,Checkpoint Systems社の欧州事業Checkpoint Systems Europe社は,同社の小売り販売業界向けアプリケーションと製品を組み合わせ,Philips社のHF RFIDおよびUHF RFIDタグとの統合を図る。両社はシステム・インテグレーション・サービスの提供についても協力体制を敷く。

 「RFIDは膨大な可能性を秘めている。特に小売り販売業界に大きな利益をもたらす」(オランダPhilips SemiconductorsのIdentification Business部門マーケティングおよび販売担当バイス・プレジデント,Christophe Duverne氏)

 またCheckpoint Systems社とPhilips社は,専門技術と開発活動の統合を進める。「RFIDタグの大幅なコスト削減につながるシナジー効果を期待する」(両社)としている。

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